終了致しました。
たくさんのご参加ありがとうございました。

連続講義第一回:「混迷の中東情勢」

2025年7月23日(水)14:00~
【第122回】講師:石田 和靖 先生

ANNOUNCEMENT

古賀Facebookより

【第122回AT-1告知】
第122回のエンジェル寺子屋一番館(AT-1)の募集を開始します!
開催日は2025年7月23日(水)で、講師にはYouTube《越境3.0チャンネル》を運営されている石田和靖先生をお迎えいたします!

カズさんこと石田さんと古賀はまだ出逢って数ヶ月の間柄なのですが、社会課題に向き合うスタンスがとても似ており、仲介してくださった方の絶大なる信用も相まってめちゃくちゃ意気投合させていただいてます!
という訳で本年7月〜9月のAT-1では、そんなカズさんによる3回連続講座をお届けします!

初回の今回は「混迷の中東情勢」と題して、カズさんの専門ど真ん中のテーマについてお話しいただく予定です。
どうしても我々にとっては「遠い存在」に感じてしまう中東ですが、そんな中東をより詳しく知り、より身近に感じていただくための良い機会になるのではないかと思っております!

SEMINAR REPORT

セミナー議事録

《管理人の独り言》

この度は第122回AT-1へご参加いただき、誠にありがとうございました。

お恥ずかしながら私自身、中東に関してあまり知識がなく、講話の中で首相のお名前が出てくるたびに、国の場所や状況を調べながらお聴きしておりました。
その中でも特に、アラブ(ドバイ)において、発展している企業は、国営ではなく「国有」だということは、私にとって新しい視点でした。

無意識のうちに学校の勉強やニュースの情報などから”中東”に関して勝手なイメージ(先入観)を持ってしまっておりました。
今回、現地に赴かれている石田先生からお話しを伺えたことで、リアルな情報に触れることができ、思い込みから少し抜け出せたように感じました。

改めましてお暑い中ご参加くださり、誠にありがとうございました。

次回のテーマは、「シオニストに操られる世界」です。
講義の中で、イスラエルの状況を見て見ぬふりをすると、日本が中国に侵略されてしまうかもしれないというお話が印象に残っており、私自身も次回の講義が待ち遠しいです。
次回も皆様のご参加、お待ちしております。

《参加者みなさまのご感想》

・今日は貴重なご講演、ありがとうございました。越境3.0でのおさらいもありつつでしたが、やはり生で聴くのは熱量が伝わって来てきました。私達に見えない(見せられれていない)中東の光の話しも、経験からくる話しなので、肚落ちします。講演の中で特に「やれるやり方を考える」というのは共感しました。日本の状況を省みるとフツフツした感情が湧き上がって来ますが、希望の光のある講演をありがとうございました。

・ドバイのダイナミックな国家事業計画(戦略)と、トップの力量で急成長を遂げたモデルを知り、少し希望も持てました。
また中東を「市場」として考えたことがなかったので、現場から掴んだマーケティング情報はとても勉強になりました。
具体例としてのハルツームでのキャプテン翼清掃車の件や10万円ドレッシングはユニークなアイディアでによって、三方良しが成立しているところが素晴らしいです!主人の故郷が輪島で、親戚が輪島塗を生業としていたため、現在瀕死の状態が続いています。今回伺ったお話を共有して、打開策を考えてみたいと思います。

・とても明るく元気になるカズさんの雰囲気に魅了されました。
これまで「無税国家なんて無理だろう」と決めてかかっていましたが、Free zoneと政府系ファンドの両輪が回ることで、新たなイメージを持つことができるようになりました。
また「お金が無くても、ビジョンと夢があればお金を付いてくる」との言葉にも非常に勇気づけられました。 カズさんのような明るさを大切に、ご機嫌に中今を過ごしながら関わる人に貢献していきたいと改めて思いました。

※たくさんの中のほんの一部になりますが、抜粋して掲載させていただきました。本当にありがとうございました。

《セミナー・懇親会風景》









《古賀Facebookより》

【第122回AT-1報告】
昨日は122回目のAT-1でした。
本年7月〜9月のAT-1では、事業家であり著作家でありYouTuberでもある、カズさんこと石田和靖先生による3回連続講座をお届けしております。

3回シリーズ初日となる昨日のテーマは、『混迷の中東情勢』。
現地に何度も足を運び、自分の目と耳で中東を知り尽くしているカズさんならではの、とても興味深いお話をたくさん聞かせていただくことができました!
冒頭に思いがけずカズさんの社会人スタート時のストーリーも聞くことができましたが、若い頃の会計事務所での(外国人関連の)苦労があったからこそ、今のカズさんがあることがよく分かりました!
1990年代の後半からドバイに目をつけ、1998年にキャッシングをしてまで当時はまだ未開の地であったドバイを訪れたカズさんは、その時に「中東を自分のライフワークにしたい!」と強く感じたのだそうです。

1970年代、中東なのに良質な石油が出てこなかったドバイは、石油を諦めて独自の道を模索し始めます。
その過程ではたくさんの試行錯誤もあったのでしょうけど、ドバイは一つの成功モデルに辿り着きます。(下記のスライド参照)
「フリーゾーン」という無税の特区を設けて外資の企業を積極的に誘致し、そこでどんどんビジネスをやってもらう。
当然その企業は従業員を連れてくる訳なので、彼らに対する不動産や飲食等のたくさんのサービスを提供する企業の株の一部を、ドバイ政府(政府系ファンド)が持つ。
そこから上がってくる株主配当やキャピタルゲインを金融商品で運用しつつ、その利益の大部分を国民に還元することで、誘致した企業と共に国もまたどんどん成長して行く。
これが「ドバイモデル」です。
カズさん曰く、ドバイモデルの一つの肝は「国営企業」ではなく「国有企業」にあるとのことで、これは本当に賢いやり方ですよね。

日本も増税なんかしてないで、減税した方が経済も回って結果的に税収も増えるでしょうに、なぜそんな簡単なことがエリート達には分からないのか、、、
後半の対談では、そのあたりについてもかなり突っ込んで議論しました。
確かに財務省にも問題はあるのですが、根本の原因はもっと大きな”構造”にあるのだと私は理解しています。

その他にも、サウジアラビア内に作られた漫画/アニメ/ゲームの特区である「キッディーヤ」の話や、スーダンが「キャプテン翼のゴミ収集車」に動かされた話、アブダビのゼロエミッション都市である「マスダールシティ」の話やイラクを訪れた時の話等々、本当に他では聞けない「真の中東情報」を得ることができました。

我々が”西側”のメディアから得られる情報だと、中東と言えば常にテロと紛争のネガティブなイメージですが、実際には治安の良いエリアも多く、テクノロジーもかなり進んでいるとのこと。
メディアによるプロパガンダの恐ろしさと共に、実際に現地を訪れて自分の目で見て直に体感する大切さも痛感しました。
と言うわけで、「そのうち大経連で『カズさんと行く中東ツアー』を企画しよう!」と言う話も盛り上がりましたので、実現に向けて前向きに動いて行きたいと思っております!

その他にも、「事業家兼マーケッター」でもあるカズさんから、中東にまつわる様々なビジネスの事例も聞くことができ、オーナー経営者の集団である大経連メンバーも目を輝かせながら話を聴いていました!
あくまでも「金儲けが目的」ではありませんが、我々が提供できることで他者(他国)の役に立つことができ、それで売上や利益も上がるのであれば、「供給能力の維持」の観点からもとても素敵なことだと感じました。
今後もカズさんと大経連は様々な連携をして行きたいと思っております!

改めまして、午前中にご自身のライブ配信と生番組出演というハードスケジュールの中に駆けつけてくれ、惜しげもなくたくさんの話をしてくれ、そして3次会まで付き合ってくれたカズさん、暑い中に全国からお集まりいただいた皆様、昨日は本当にありがとうございました。
また来月もカズさんにいろんな話を聞かせていただく予定ですが、もしかしたら来月の対談はAT-1史上初、「講師も聴衆も一杯やりながらの進行」になるかもしれません(笑)
いずれにしましても、来月もお楽しみに!!