終了致しました。
たくさんのご参加ありがとうございました。

「防衛政策から見た戦後日本のグローバルガバナンスへの歩み」と「ポスト・グローバルガバナンスへのプロセス」

2025年3月13日(木)14:00~
【第118回】講師:荒谷 卓 先生

ANNOUNCEMENT

古賀Facebookより

【第118回AT-1告知】
第118回のエンジェル寺子屋一番館(AT-1)の募集を開始します!
開催日は2025年3月13日(木)で、講師には「むすびの里&日本自治集団代表」でいらっしゃる荒谷卓先生をお迎えいたします!

おやじさんこと荒谷さんと古賀はもう5年くらいのお付き合いになりますが、本当にすごい経歴をお持ちの方です。(上記プロフィール参照)
ちなみに我が大経連も、おやじさんのやられている「日本自治集団」の創業時からのメンバーです!

東京理科大から自衛隊に入隊するというだけでも充分な変態ですが(笑)、幹部候補生でありながら現場でもバリバリと職務をこなし、アラフォーになってからアメリカのグリーンベレーに留学。
二十歳そこそこのムキムキのアメリカ人たちを相手に実技でもトップの成績を収め、帰国後に我が国の陸上自衛隊に「特殊作戦群(日本版グリーンベレー)」を創設された方です。
その後しばらくして退官され、明治神宮の武道場である「至誠館」の館長を9年間務められた後に、三重県の熊野に「むすびの里」を創られます。

一方でインテリジェンスの方も超一流で、現役時代から制服組(防衛省の官僚)としてのお勤めで、外交の最前線で諸外国を相手に様々な実務を経験されています。
その傍でずっと様々なことを学び続けておられ、私の言う”天上人”の存在をはじめとした「真の世界情勢」にもとてもお詳しい方です。
ちなみにむすびの里で「図書館」と呼ばれているおやじさんの蔵書の数々は、決して他では手に入らないような貴重な代物も含んで膨大な数に登ります。

今回はそんなおやじさんを講師にお招きして、「防衛政策から見た戦後日本のグローバルガバナンスへの歩み」と「ポスト・グローバルガバナンスへのプロセス」と題してお話しいただきます。
時間枠的にも、そして機密的な観点からも「どこまで話せるかは分からない」とおやじさんはおっしゃっていましたが、動画撮影をせずにリアルにこだわっているAT-1の特徴を活かして、対談も含めて当日はギリギリのところまで伺ってみたいと思っております!

SEMINAR REPORT

セミナー議事録

《管理人の独り言》

勉強会の冒頭で「荒谷先生はまさに文武両道なお方」だと古賀が紹介しておりました通り、荒谷先生はとてつもない知識をお持ちであり、私は理解が追いつかない部分が多々ありましたので、物事のつながりを意識しながら、引き続き学んでいきたいと思いました。

プーチンやトランプといった世界のリーダーたちがNWOに対抗する新たな秩序を目指す中で、我々は戦前の日本人が当たり前としていた「伝統や精神文化に立ち還ることが大切」であるというお話がとくに印象強く残っています。
古くからある日本の価値観については、私でも感覚的にわかることがあり、そのことを嬉しく思うと同時に、我が国を強く想う荒谷先生からお話を聴けたことが大変有り難いことだと感じました。
また、大経連が目指す理念や活動が「八紘為宇」の世界と重なることを学び、より一層精進していこうと思いました。

荒谷先生をお迎えし、勉強会・懇親会を通して多くの皆様にご参加いただくことができて本当に良かったです。
秋以降、荒谷先生の連続講義を改めて企画したいと思っております。 その際はぜひご参加いただけますと幸いです。

《セミナー・懇親会風景》



















《参加者みなさまのご感想》

・戦後からの日本の支配の歴史を改めて流れをおさらいし(例えば陸軍・海軍の話しや、戦後のそれぞれの警察隊・警備隊の成り立ちや、東京裁判で反対した3人など)、特に米国とグローバルガバナンスの図での世の流れの解説は分かりやすく肚落ちし、他の方に話す際に真似したいと思いました。
内容が濃くて色々キリがありませんが、最後の将来≠未来という考えと「日本はむしろチャンス」は心に残る言葉でした。同じ思いを持った仲間の和を拡げ、主体性を持って信じたことを諦めずにやり続けたいと思います。ありがとうございました。

・縄文は大国主神の国造りの時代、素敵な言葉だと思います。日本の真実の歴史を知りたい。そしてそれを後世に伝えたい。さらに日本の伝統、精神文化を守り、発展拡大させていきたいと思いました。
お話を伺って想いが溢れ出て、まだ心の整理ができておりません。少しずつ日々の生活の中で落とし込んでいきたいと思います。本当にありがとうございました。

・権力の移行が起きたら、同じ価値観を持った集団があれば、社会の空氣を変える位はそれほど時間がかからないとのお話しは希望が持てました。
その時は大経連が威力を発揮するはずなので、勉強して力を蓄えておきたいです。

※たくさんの中のほんの一部になりますが、抜粋して掲載させていただきました。本当にありがとうございました。

《古賀Facebookより》

【第118回AT-1報告】
一昨日は118回目のAT-1でした。
今回は「むすびの里&日本自治集団の代表」である”おやじさん”こと荒谷卓さんを講師にお迎えし、「防衛政策から見た戦後日本のグローバルガバナンスへの歩み」と「ポスト・グローバルガバナンスへのプロセス」と題してお話しいただきました。
140分ほどぶっ通しでお話しいただきましたが、それでも全然時間が足りませんでしたね!

一昨日のおやじさんのお話は、普段から大経連の先生方が伝えてくれていることの集大成のような内容で、我々にとっては復習のような感じでとてもクリアに理解できるとともに、自分たちが向かっている方向性に対して改めて強い確信を得ることができました。

前半では、戦後に警察予備隊から自衛隊が作られた際の経緯等を中心としたこれまでの真の歴史を、後半ではこれからの世界と我々のあるべき姿についてのお話をいただいたのですが、びっくりするようなお話も多かった反面、とてもとても腑に落ちる内容でした。
日本の置かれている現状を知れば知るほど絶望しますが、そうは言ってもまずは現実を知らないことには始まりません。
前半では絶望的な話が多かったのですが、後半では「我々日本人だからできること」というような希望を持てるお話もたくさん伺えました!

本当にたくさんのお話を伺った中から、いくつかだけ。
自衛隊が持っているのは「基盤的防衛力構想」であり、この構想で対象としているのはあくまでも基盤。
兵器や装備品等の「モノ」だけは準備するが、だからと言って必ずしも自衛隊がそれをオペレーションできるという訳ではない。
ここは憲法9条との絡みもあってなかなかに闇の深そうな問題ですが、自衛隊の内部にいらしたおやじさんから真実を聞いて愕然としました、、、

また第2次安倍政権以降に変更された「国家安全保障戦略」では、集団的自衛権の名の下に「武力攻撃を受けた国の要請に応じて」自衛隊が戦地に赴くことができるようになっていますが、この”武力攻撃を受けた国”はアメリカに限りません。
そして岸田政権ではこの方針が更に強化されており、かの有名な「力による一方的な現状変更は許されない」ということになっているのですが、ここで言う”現状”は欧米が世界中を侵略しまくった結果としての”現状”であり、実に彼ららしい理屈です。。。

そして昨今、なぜかNATOと自衛隊の共同訓練が日本海や北海道で頻繁に行われています。
これらのことから導き出される結論は、「今の日本にとって最大のリスクは戦争である!」ということ。
別に大袈裟に危機を煽りたい訳ではありませんが、昨日のおやじさんの話を聞いていると、近い将来日本が戦争に巻き込まれる(もしくは相手を戦争に巻き込んでしまう)可能性は、本当に低くないなと感じました。

この辺りのお話と、後半で伺った「世界の構造」についてのお話については、おやじさんの許可を得た上で本投稿に何枚かのスライドを貼っておきますので、ぜひそちらをご参照ください。
この3枚の「マトリックス」のスライドを見ていただくと、天上人たちが作ろうとしている「グローバル・ガバナンス」とアメリカ(トランプ)やロシア(プーチン)、そしてチャイナの関係がよくお分かりいただけるのではないかと。

我々日本人が目指すのは「個人の幸福と社会の幸福が一致する社会」であり、そのためにイメージするのは「未だ来らず」の『未来』ではなく、「将に来らんとす」の『将来』です。
本当にしんどい現状ではありますが、前向きな将来に向かって目の前のことをご機嫌にやっていきたいものですね!

改めまして、お忙しい中に莫大な量の資料をご準備いただき、パッションあふれるお話を聴かせてくださったおやじさん、全国からたくさんお集まりいただきました皆さま、一昨日は本当にありがとうございました。
来月からは著作家の宇山先生による3回連続講座をお送りしますので、また来月以降のAT-1もぜひお楽しみに!!