終了致しました。
たくさんのご参加ありがとうございました。

兵器としてのマスメディア

2022年5月27日(金)14:00~
【第84回】講師:丸谷 元人 先生

ANNOUNCEMENT

古賀Facebookより

【第84回AT-1告知】
ご案内が遅くなってしまいましたが、次回エンジェル寺子屋一番館(AT-1)の募集を開始します。
開催日は令和4年5月27日(金)で、今回に加えて6/24(金)と7/19(火)までの計3回は、昨年の千勝さん以来の3カ月連続モノ。
2018年10月の第42回AT-1で講師を務めてくださった「丸さん」こと、危機管理コンサルタントの丸谷元人先生を再度お招きします!
丸さんとは前回のAT-1以降もちょくちょく個別にお会いさせていただいていたのですが、今年の1月から始まったイシキカイカク大学5期の講師を丸さんが務められたご縁で久々に再会して以来、オンとオフでいろんなお話をしてきました。
おこがましい話ですが、丸さんと古賀は感性とかモノの見方がとても似通っていて、二人で飲むと話が異様に盛り上がります?
丸さんの専門はインテリジェンスや危機管理。
いわゆる"国際金融資本"関連についてもかなりディープな知識や情報をお持ちである上に、まさにロシア・ウクライナ問題が勃発している今だからこそ、一人でも多くの方に丸さんの"インテリジェンス"に基づいた見解や分析をたくさん聴いていただきたいと思い、今回の3回シリーズの企画に至りました。
そんな3回シリーズの初回のテーマは、『兵器としてのマスメディア』。
丸さんはお話の中でよく"weaponize"という言葉を使われます。
現代では様々なモノが武器化されており、もはや拳銃やライフルといった殺傷力を有する物理的な武器よりも、weaponizeされたその他もろもろの媒体の方がよっぽど恐ろしい武器になっているとも言えます。
中でも、圧倒的に強力な"メディア"の力や役割について、当日は丸さんにじっくりと解説いただく予定です。

SEMINAR REPORT

セミナー議事録

《管理人の独り言》

5月〜7月はインテリジェンスに精通した丸谷先生にお越しいただく3回モノの連続講義となります。
丸谷先生には2018年10月にも講師としてお越しいただきましたが、当時と変わらないスピーディで明快な語り口を聞いて前回のことを思い出しました。
前回のテーマは『9.11と対テロ戦争~頻発する欧州でのテロ、銃乱射事件の裏側、そしてこれからの日本が直面する激動の時代~』でした。
最も印象に残っているのが”メディアは公平ではない、所詮誰か(人)がつくったモノ”という言葉でした。
当時の私は”情報操作なんて誰が何のためにするの???”と正直、丸谷先生のお話に疑念を抱いておりました。
※今回、懇親会のお席でも丸谷先生に当時の私はそんな感じ(信じていない感じ)だったと言われました(汗)

あれから3年半、AT-1で皆様と共に学ばせていただき、そしてコロナ騒動があり、、、
情報操作の恐ろしさや日常的にプロパガンダが行われていることを実感いたしました。
再び、今回丸谷先生のお話しを拝聴することができたおかげで、自分自身に起きている変化を再認識することができました。
残り2回も今までの感覚に捉われずしっかり学んでいけたらと思っております!

《セミナー・懇親会風景》





《参加者みなさまのご感想》

・丸谷先生のインテリジェンスレポート(ダイレクト出版)を以前から読んでおり、本日はとても楽しみにして参りました。今回の講話は情報量がとても多く、ついて行くのが大変でしたがまだまだ知らないことがたくさんあるなと実感しました。グローバリストのための報道機関、情報兵器、今日からニュースを違った目線で楽しく見ています。

・如何に日本人は一方的な情報で洗脳されて入ることに大変危惧しています。コロナ問題でおかしいと思った方は少なくないと思います。国民が気づいておかしいと思う方が増えたら小さな兆しができると感じます。戦争や侵略はもう起きていると感じます。武力だけが戦争ではないこと、企業や土地がどんどん外資に買われていることはまさに侵略だと思います。メディアは外資がスポンサーのためその方々に都合が良いことを発信するのは当たり前です。正しい情報を取得する力と発信できるツールが必要だと思います。

・痛快でした!自ら考えること。天邪鬼でいること。大事ですね。難しいことを難しく話す人、簡単なことを難しくいう人、怪しいですね。

※たくさんの中のほんの一部になりますが、抜粋して掲載させていただきました。本当にありがとうございました。

《古賀Facebookより》

【第84回AT-1報告】
本年5〜7月のAT-1は、危機管理コンサルタントの丸谷先生をお迎えしての3回シリーズ。
初回の昨日は『兵器としてのマスメディア』と題して、「我々がいかに、メディアの情報によって意識や思考、そして行動までもコントロールされているのか」について、沢山の事例を用いてお話しいただきました。

これまでに13回もマラリアにかかったという丸さん(笑)
これは裏を返せばそれだけ様々な場所に実際に足を運ばれている証であり、机上での推測ではなく現場での体験を基にしたお話は、やはり説得力が全然違いました。

例えば定期的に発生する流行病、例えば特にアメリカで頻繁に起きる銃乱射事件、例えばいわゆるテロ、例えば戦争。
これらの背後には常にメディアの存在があり、そのメディアとは「権力者の兵器」である。
そんなお話をたくさん聴かせていただきました。

統治の基本的手法は
1.恐怖を与える
2.互いに対立させる(分断統治)
3.自由を制限する
4.自分がやっていることを正しいと信じ込ませる
という流れになっており、最終的には権力者による大衆の「思考の支配」を目的としています。
今回の"騒動"なんかは本当にこの定石通りで、とても分かりやすい事例ですよね。

また、代表的なプロパガンダ手法には
・レッテル貼り攻撃
・断言
・情報操作
・集団心理の利用
・一般化
等があり、そのプロパガンダには常に
・目的志向的
・送り手側に有利
・一方的に提供される
という特徴があるのだそうです。
例えば「短く分かりやすいキャッチフレーズを連呼する!」等。

この話を聴きながら、私はどこかの緑色の知事を思い浮かべていました、、、
イメージカラーの統一という手法も、印象操作にはとても効果が高いらしいです。

ちなみに日本の大手メディアでは、アメリカが軍事侵攻をした場合にはそれを「介入」と呼び、過去の日本や今のロシアが同じことをすると「侵略」と呼びます。
こうして併記すると露骨に分かりますが、サラッとやられるとなかなか気付きにくいのがプロパガンダや印象操作ですよね。

僭越ながら、丸さんと古賀はなかなかに相性が良いので対談もめちゃくちゃ盛り上がり、最後に私の方から「先の大戦に関するタブー」のような質問も投げかけさせていただきました。
丸さんは正直に「それは考えたこともありませんでしたが、調べてみる価値はありますね」と答えてくださったので、次回か次々回には丸さん流の回答が聞けるかもしれません。

最後に丸谷語録をいくつか。
・常に天の邪鬼たるべし
・大事件は決して偶然には起きない
・インテリジェンスに愛と憎しみを持ち込んではいけない
・フェイクニュースは心理戦である

そして、私が特にしびれたのがこれ。
「インテリジェンスとは、生き方の問題である」
クールな頭にアツいハートを持った丸さんならではの、実に深みのある言葉だなと感じました。

改めまして、土砂降りの豪雨の中に全国から集まってくださった皆様、そしてとっても中身の濃いお話を、笑いも交えながらのマシンガントークで聴かせてくれた丸さん、昨日は本当にありがとうございました。
前回、2018年の10月に丸さんに来ていただいたのが第42回で、今回が第84回。
ちょうど2倍の数字になっていることにもきっと何かの意味があったのでしょうね。
こんなにも長く続けられているのも、ひとえに参加してくださる皆様のおかげです。
いつも本当にありがとうございます。

来月以降のシリーズもお楽しみに!!