終了致しました。
たくさんのご参加ありがとうございました。

「大東亜戦争は藤原(近衛)文麿の乱だった!」

2021年10月22日(金)13:30~
【第77回】講師:林 千勝 先生

ANNOUNCEMENT

古賀Facebookより

【第77回AT-1告知】
エンジェル寺子屋一番館(AT-1)、第77回の募集を開始します。(遅くなってすみません)
開催日は10月22日(金)で、先月に引き続き近現代史研究家の林千勝先生による全3回シリーズの第2段。
今回のテーマは「大東亜戦争は藤原(近衛)文麿の乱だった」となっております。
大東亜戦争開戦直前まで我が国の首相の座にあった近衛文麿は、かの有名な藤原氏の直属の子孫であり、藤原道長が詠んだ
『この世をば わが世とぞ思ふ 望月の 欠けたることも なしと思へば』
という歌が大のお気に入りだったとのこと。
我々が学校で教わる"近現代史"では決して語られない、公家中の公家政治家である近衛文麿について、林先生独自の視点から分析&解説をしていただき、あの時代に我が国がいかに大東亜戦争へ「引き込まれていったのか?」を学んで行きたいと思います。
前回同様、近現代史に詳しい方でも目から鱗が落ちること間違いなしですよ。

SEMINAR REPORT

セミナー議事録

《管理人の独り言》

先日はお忙しい中、ご参加いただきまして誠にありがとうございました。
(お礼を申し上げるのが遅くなりまして、大変申し訳ありませんでした。)
林千勝先生の3回連続講話の第二回目、前回に引き続き満員での開催となりました!

第二回は近衛文麿という人物と、その時代(歴史)の“真実”についてお話しいただきました。
私自身は、近衛文麿氏に関しては名前を聞いたことがある程度の知識でしたので、、、
そもそも真実がどう捻じ曲げられて現代に伝えられているかも分かっておりませんでした。
今回は近衛文麿氏に焦点を当ててお話しいただきましたが、人物史を学ぶだけではなく、歴史教育が捻じ曲げられているという事実と、その当時の不都合な事実を知ることで我々が与えられる情報や知識が必ずしも正しいとは限らないことを再認識いたしました。

今月の最終回も開始時間を1時間繰り上げての開催となります!
「国際金融資本と新世界秩序」ということで大盛り上がりしそうですね!!
皆様のご参加お待ちしております^^

《セミナー・懇親会風景》






《参加者みなさまのご感想》

・楽しいので、ずっと聞いていたくなります。もっと勉強して、ほんの少しでも日本を良くしたい。

・近衛文麿は焚書扱いになっているということですね。改めて戦犯などを確認してみたくなりました。

・時間を使って参加した価値がありました。事実を一次情報をもとに膨大な内容、刺激的な内容でありながら今後に希望が持てる示唆に富んでいました。

・とても興味深く引き込まれるお話しでした。先生のおっしゃる「構造」わかりやすかったです。現場主義いいですね!自分で考えて生きていく上で、視点・視野・視座を変えてくれることは有り難いです。

※たくさんの中のほんの一部になりますが、抜粋して掲載させていただきました。本当にありがとうございました。

《古賀Facebookより》

昨日はゾロ目、実に77回目のAT-1。
おかげさまで今回も満員御礼でした!
前回からの3回は、近現代史研究家の林千勝先生による連続講座。
『日本および世界における近現代史の真相』について、林先生ご自身が長い年月をかけて懇切丁寧に一次資料に当たり、丹念に調べあげられた検証結果に基づいた貴重なお話を聴かせていただいております。
昨日の第2回は「公家政治家、近衛文麿」について。
事務局としては、開始時間をいつもより前倒しして2時間半の講演時間を確保。
これに対して千勝さんは、気合いを入れてスライドを252枚もご準備いただいたのですが、結果的にはその1/3くらいの所でタイムアップとなりました。
お恥ずかしい話、私は1年ほど前に千勝さんの話を聞いたり本を読んだりするまでは、近衛文麿については「名前を知っている」程度の認識しかありませんでした。
これは単純に"自身の勉強不足"と、例の"学校教育における近現代史の軽視"の影響だと認識していたのですが、昨日のお話を聴いていてこれは違うなと思いました。
「近衛文麿という"人物(ないし存在)自体"が、日本の歴史から焚書(BAN)されてしまったんだなぁ」と感じ、彼の死の真相も含めて戦後に意図的に隠されて来たのだと悟りました。
その理由は、
「その辺りが明らかになってしまうと、一般に広く浸透しているいわゆる"東京裁判史観"が一発で覆ってしまうので、そうなっては都合が悪い方があまりに多いから」
ではないかと思います。
本題の『近衛文麿の野望』については、ぜひ千勝さんの著書である『近衛文麿 野望と挫折(ワック)』をお読みいただければと思いますが、千勝さんはこうおっしゃいました。
近衛文麿は
皇室の藩屏ではなく、
優柔不断でもなく、
平和主義者でもなく、
共産主義者でもなく、
愛国者でもなかった。
近衛はしたたかな
「藤原主義者」であった!
対談では「自殺か他殺か?」「もし他殺であるとすれば、実行犯は誰で動機は何か?」についても突っ込んでお聞きしましたが、千勝さんの回答で概ね理解できたように思います。
勝者が紡ぐ歴史はいつも闇が深い、、、
かの藤原家の末裔という公家中の公家の出身で、昭和の大政治家である近衛文麿。
彼は『英米本位の平和主義を排す』というそれらしいスローガンを掲げ、帝国陸海軍、アメリカ軍、共産主義者、国際金融資本、そして天皇陛下をも利用して自らの野望を遂げようと知略の限りを尽くしました。
しかし残念ながら、結果的には彼もまた大きな力に利用され、不遇の死を遂げました。
彼がやろうとしていた(と思われる)ことは、我が日本にとってとんでもないことではありましたが、逆に彼があのまま東京裁判に出廷し、自身の知っていることや成してきたことを洗いざらい証言していたならば、我が国の歴史はまた少し違っていたのかもしれませんね。
まぁ、それすらも隠蔽されて終わりだったかもしれませんが(笑)
今回のテーマとは直接関係ないのですが、一つ面白い話も聴けました。
天下の"クオリティペーパー"として名高い某A新聞社。
あそこに対しては、「戦前は国民に対して散々右翼的な"愛国心"やら"戦争"やらを煽っていたのに、戦後に一度GHQから発行停止の処分を受けてからは、途端に手のひらを返して左翼的になった」という評判が一般的で、私もそう認識していました。
しかし千勝さんによると、「彼らは、戦前も戦後も一貫してブレずに反日ですよ」とのこと。
なるほど、戦前のあの"やり口"も、「愛国心を装った日本破壊工作」だったと考えると、ストンと肚に落ちますよね。
反日左翼、何とも恐るべし、、、
対談の最後の方で今回の選挙の話も振ってみたのですが、千勝さんは「ただ選挙に行っても日本は変わらないよ」とおっしゃいます。
これは自虐的になっている訳でも諦めている訳でもなく、千勝さんなりに冷静に現状を分析された上での発言なんです。
我々が、国際金融資本を中心とした"マネー至上主義者"達が作り出した《構造》の中にいる限り、誰がリーダーになっても本質的には変わりません。
"役割"を果たす"担当者"が変わるだけです。
では、どうしたら日本が変わるのか?
答えは簡単で、「この《構造》に気付き、真実に目醒める国民を一人でも多く増やしていく」しかないそうです。
千勝さんは「年に一人で良いから、身の回りで目醒める人を増やしてください」とおっしゃいます。
たとえ今は国民の1%程度の100万人しか目醒めていないとしても、一人が一人ずつ目醒めさせて行けば来年には200万人、再来年には400万人。
4年もあれば全日本国民の内の10%くらいの人が目醒める計算になります。(そう単純にはいかないとも思いますが)
現時点のアメリカの35%には遠く及びませんが、それでも1割の日本人が目醒めたら、いろんなことが大きく変わり始めるんじゃないかと私は本気で思います。
千勝さんのお話を聴きながら、「これからもそのために自身にできることを精一杯やって行こう!」との想いを新たにした次第です。
改めまして、寒くて足下も悪い中に全国からお集まりいただいた皆様、温かくも鋭い貴重なお話をたくさん伝えてくださった千勝さん、昨日は本当にありがとうございました。
3回シリーズは次回でいよいよラストになりますが、来月もまたよろしくお願いいたします!