講話Ⅲ:「鏡張りの部屋」の住人として過ごした敗者の戦後|エンジェル寺子屋一番館

過去に行われたセミナー

講話Ⅲ:「鏡張りの部屋」の住人として過ごした敗者の戦後

2019年3月26日(火) 14:30~
【第46回】講師:上島 嘉郎 先生

2019年3月26日(火) 14:30~
【第46回】講師:上島 嘉郎 先生

講話Ⅲ:「鏡張りの部屋」の住人として過ごした敗者の戦後

連続講話 全体テーマ
《遠くの声を探して―我が父祖たちの物語》

日時:2019年3月26日(火) 14:30~

■講師:上島 嘉郎 先生

■会費:10000円 ※懇親会、別途5000円

■場所:東京都港区浜松町1-22-5 KDX浜松町センタービル6階
フクラシア浜松町
(最寄り駅:JR浜松町駅 北口より徒歩1分)

■スケジュール:※変更の可能性あり
14:00 受付開始
14:30~14:40 開会挨拶、講師紹介
14:40~16:10 上島先生講話
16:10~16:20 休憩
16:20~17:40 対談ならびに質疑応答
17:40~17:50 閉会挨拶、写真撮影など

終了次第、懇親会

※セミナー終了後に懇親会の開催を予定しております。
参加お申込みの際には、懇親会へ参加されるかどうか
併せてご連絡いただけますようお願い致します。

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《以下、古賀Facebookより》

【第46回AT-1告知】
エンジェル寺子屋一番館(AT-1)、第46回の募集を開始します!
開催日は前回からちょうど1カ月後の3月26日(火)、雑誌『正論』元編集長の上島嘉郎先生による連続講話の最終回となります。

はじめに事務連絡で恐縮ですが、オトナの事情からいつもの会議室を使うことが困難になり、今回からは外の貸し会議室での開催となります(>_<)同じ浜松町ですがお間違いのなきよう。
またそれに伴い、誠に恐れ入りますがセミナー参加費を今までの5,000円から10,000円に値上げさせていただきます。事情ご理解の上、ご了承くださいませ。。。

さて、今回は毎回大好評の上島先生連続講話の最終回。
今回のテーマは『「鏡張りの部屋」の住人として過ごした敗者の戦後』ということで、なかなかこういう場で取り上げられることの少ない『戦後』を語っていただきます。
高度成長からのバブル景気とその後の失われた30年。
経済的な側面から見れば戦後74年はそんな流れなのでしょうが、戦争に敗れたことによって我が国日本に何が起きていたのか?どんな国に”させられてしまった”のか??
これは何も、他者のせいばかりとは限りません。きっかけは他者にあるかもしれませんが、我々日本人自身が”ほぼ無意識のうちに”どのような方向に向かって歩いてきた、あるいは歩いているのか?
このあたりのお話をじっくりお聴きできるかと思います。

私がよく「今日本で起きているほぼ全ての社会問題の行き着く先は”戦争に負けた”ということに尽きる」という話をしますが、今回の上島先生の講話でこのあたりのこともある程度ご理解いただけるのではないかと思います。

【経歴】
昭和33年(1958)、長野県上伊那郡辰野町生まれ。愛媛県立松山南高等学校卒。青春時代は愛媛県松山市で空手修行や映画鑑賞、読書などに明け暮れる。
地方紙記者、フリーランスを経て平成3年(1991)産経新聞入社。サンケイスポーツ編集局整理部に所属。
平成7(1995)年6月退社。その後『月刊日本』創刊編集長をつとめる。
平成10(1998)年10月産経新聞社に復帰。以後、雑誌『正論』編集部。
平成16(2004)年2月 雑誌『正論』担当編集部長。
平成17(2005)年11月 雑誌『正論』担当編集部長兼別冊編集長。
平成18(2006)年11月 雑誌『正論』編集長(兼別冊編集長)
平成22(2010)年10月 雑誌『正論』編集委員(兼別冊編集長)
平成26(2014)年7月に産経新聞社を退社。その後フリーランスで活動。
主な著書に『優位戦思考に学ぶ―大東亜戦争「失敗の本質」』(日下公人氏との共著、PHP研究所)、『韓国には言うべきことをキッチリ言おう!』(ワニブックスPLUS新書)など。

『正論』編集者時代は、石原慎太郎、渡部昇一、日下公人、竹村健一、西部邁、李登輝、早坂暁、松平康隆、曽野綾子、金美齢、上坂冬子、櫻井よしこ、長谷川三千子、百田尚樹といったビッグネームを担当。

開催を終了しました。沢山のご参加ありがとうございました。

セミナー議事録

《管理人の独り言》

1月から始まりました上島先生の連続講話は、毎回、先人への感謝と日本人であることを誇らしく思うことができる
非常に貴重なお話でした。
回を追うごとに皆さまのルーツや心の変化にも触れることができ、私自身も徐々に戦争に対するイメージが変わっていきました。
一人では到底たどり着けない心境の変化でした。本当にありがとうございました。

上島先生が第一回講話でおっしゃっていました。
「現代の日本人は戦前の日本をあまりよく知らない。
(自国の)歴史というものを第三者のことのように思っている。
少なくとも自分たちの先祖(曽祖父、祖父)が生きた時代とは捉えていない。」
まさに、私のことだと思い複雑な気持ちになったことを強く覚えています。
全三回で自分の中に完全に落とし込めたことは多くありませんが、、、
(奥が深すぎて、三回では足りませんでした)
ここから日本の歴史(戦勝国が作った歴史ではない)をしっかり学び、見識のある大人になれるよう
精進していきたいと思いました。

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《講演メモ》

・米国の占領政策の大目的は「日本を二度と米国の脅威にさせないこと」であった。
 そのために「検閲と焚書」「WGIP(ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム)」
 「東京裁判」「現行憲法」などあらゆる占領政策をおこなった。

・焚書という名の「没収」。
 GHQは戦前の日本の書物の中で占領政策にとって不都合であろう書物を没収した。
 それらの書物の内容は日本の立場で戦わざるをえない様々な外交的理由が分かるものや、
 その事実を論証していくようなものであった。
 「日本は侵略の野望を逞しくして、着々と準備をしてこの戦争に至った」という歴史に
 置き換えるために、自分たち(米国)の作った歴史観に抵抗するようなものを消していった。

・GHQが施した「WGIP」による洗脳。
 「日本人は道徳的に大きな問題がある。だからあのような戦争を起こした!!」という
 徹底的な洗脳によって、日本人の道徳心を壊し、贖罪の気持ちを芽生えさせる。
 劣った日本人を、我々米国人が占領統治して良い方へ教え導く。
 その正当性があるという風に日本人に思い込ませた。

・現行憲法「平和主義」。
 もう日本は軍国主義の国に二度とならない。
 軍国主義の対極にあるものとして「平和主義」 を掲げるのは素晴らしいことであると現行憲法は与えられた。

・文部科学省の「国語改革」。
 「当用漢字表」や「現代仮名遣い」など、戦後の国語施策はGHQの指示であったにも関わらず、
 文部科学省の改革という形で「日本人自らがあらためた」という風になっている。
 この政策の目的は「日本人の精神構造を操作すること」である。
 政策は日本が望んだものではなく、占領という強大な力によって施されたものである。
 日本人の「物事を主体的に考える力」を奪うため。
 その力の根幹になければいけない「言葉の自由」を失ったことに、今日多くの日本人が気づいていない。

《セミナー・懇親会風景》





《参加者みなさまのご感想》

・今回のお話の中で最も心に響いたのは「自分で考える力を取り戻せ」というお言葉でした。
 あまりに今まで国家たる日本ことを考えてこなかったことが悔やまれます。勉強します!
 父祖が守ってくれたこの国を、彼らが夢見た国家にするために。
・戦後の思想や言論空間における、一見複雑でいびつな構造が良くわかりました。
 教育においては既存の権威である教育機関が当てにならないことを実感いたしました。
・前回に引き続き日本人として知らなくてはいけない事実を多く学ばせていただきました。
 同時になぜ今まで知らなかったのか、本質を知ろうとすることすらできていなかったのか。
 自分自身にも思考停止している部分が多くあるなと気づくことができました。
・自主規制をしてしまうほど、日本人は骨抜きになってしまったと悲しくなりました。
・今日の講話でどうやって近現代を学んでいくのか、その根幹を学ばせていただきました。
 ※たくさんの中のほんの一部になりますが、いただいた感想を掲載させていただきました。
 本当にありがとうございました。

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《以下、古賀Facebookより》

【第46回AT-1報告】
昨日は46回目のAT-1でした。
早いもので、2015年の4月にAT-1を始めてから丸4年が経過します。
こうして4年も続けてこれたのは、講師で登壇してくれた方々はもちろん、毎回参加してくださる皆様あってのことです。
本当にいつもありがとうございます(≧∇≦)

平成最後の1〜3月は、雑誌『正論』元編集長の上島嘉郎先生の連続講話。
『遠くの声を探して〜我が父祖たちの物語』という全体テーマの下、最終講の昨日は『「鏡張りの部屋の住人」として
過ごした敗者の戦後』ということで"戦後"をテーマにお話いただきました。

戦後を語る際、「WGIP」と「プレスコード」を抜きにしては本筋が見えません。
アメリカは大東亜戦争を戦った結果として日本人の精神性や強靱さを心底恐れ、この国が二度とアメリカに対して
牙を剝くことのないよう、周到に狡猾に、そして徹底的に思想や言論の統制(すなわち洗脳)を行いました。
その代表例として上島さんは
・検閲と焚書
・東京裁判
・現行憲法
の3つを挙げられました。

検閲はまずGHQによる"事前検閲"に始まり、書籍が出来上がった後にイチャモンを付けて発禁処分等を科す"事後検閲"、
そして事後検閲による金銭的損失や精神的ダメージを恐れるが故の"自己検閲(自主規制)"へと進んで行きます。
この検閲しかり他の施策しかりで、"実際はGHQの指示であるにも関わらず、あたかも日本人が自ら行った"かのように
巧みに誘導されました。
元々は決して、自然に変わって行ったものではないのです。
日本人はこうして知らず知らずのうちに「言葉の自由」と「主体的に物事を考える力」を奪われ、思考停止状態に
押しとどめられてきました。これは今なお現在進行形です。
ここで大切なポイントは、はじめはGHQによって"やられた"のですが、途中からは日本人が"自ら進んでやっている"
という状態になっていること。
前の文章と矛盾しているように見えるかもしれませんが、この部分を真に認識して向き合うことは
とても重要だと思っています。

そして今回のテーマにもある「鏡張りの部屋」とは、多くの日本人が声高に叫ぶ"平和主義"についての話。
いわゆる"平和主義"を唱えること自体は誠に尊いのですが、当の自分達がマジックミラーの中にいることを
認識できていない。
こちらには鏡に映る自分達の顔しか見えていないが、あちらからはこちらが完全に見えている状態。
逆にその状態じゃないと、とてもじゃないけど今の国際社会において"平和主義"なんか唱えられない。
この論理には私も心の底から同感です。

他にもたくさんのことを教わったのですが、とにかくポイントは「自分の頭で考える」ということ。
これは全くそのまま、4年前に私がしたためたこのAT-1の設立趣意書にも同じことが書いてあります。
一人でも多くの日本人がこの現実に気づき、目覚め、自分の頭で考えて行動できるようになるために、
私も微力ながらこれからも活動していこうと強く感じました。

昨日はお忙しい中に集まりいただいた皆様、本当にありがとうございました。
いろいろとご多忙な折、3回にも渡って貴重なお話をしてくださった上島先生、本当にありがとうございました。

来月はいよいよ!
三橋貴明先生の登場です!!
近日中に案内出しますが、4/16はせひ空けておいてくださいね(*^^*)