終了致しました。
たくさんのご参加ありがとうございました。

MMT(現代貨幣理論)が明らかにした徴税と政府支出の真実

2019年9月9日(月) 14:30~
【第52回】講師:三橋 貴明 先生

ANNOUNCEMENT

古賀Facebookより

【AT-1番外編 告知】
最近古賀がよく言及する"MMT(Modern Monetary Theory:現代貨幣理論)"ですが、日本のMMT論の第一人者でもある三橋さんに語っていただく機会を作りました!
AT-1の番外編として、9月9日(月)にやります!
※矢作先生のシリーズは予定通り進めます

MMTって最近よく聞くけど、どういう内容?
ホントに日本は財政破綻しないの?
税金は政府の財源じゃないって本当?
消費税を上げると何が起きるの?
"お金"というモノの本質って?

これらの疑問が一日で解消します!
とは言え、ご参加の全員が一発で理解できるかどうかは保証しませんが(笑)

SEMINAR REPORT

セミナー議事録

《管理人の独り言》

昨日は台風の影響で大変な中、ご参加いただきましてありがとうございました!

三橋先生には新元号に変わる直前の4月に一度、講師をお引き受けいただきました。
そして今回は7月にMMTの第一人者、ステファニー・ケルトン教授が来日された後(7月後半に差し掛かる頃)、急なオファーにも関わらずAT-1番外編を快諾いただきました。
MMTの日本の第一人者である三橋先生の講義を再び拝聴し、また“少し”ではありますが知識を深めることが出来ました!

このAT-1ではMMTをテーマに講義をお願いしておりますが、私個人はYouTube「三橋TV」や著書を読んで、日々学ばせていただいております^^
まだまだアウトプットすることも出来ない低レベルの次元におりますが、時間をかけて反復し、知識を深めていけたらと思っております。

また三橋先生にお越しいただけるよう、古賀と企画していきたいと思いますので、開催することになりましたら、ぜひ“大切な方と一緒”に参加いただけますと幸いです!

《セミナー・懇親会風景》





《参加者みなさまのご感想》

・三橋先生のMMT理論、今回で2回目になります。古賀さんの解説があって初めて理解できる部分もありますが、前回に比べ随分と理解が深まりました!

・体感していた一般的な経済論の疑問がかなりクリアになった気がします!個人的に「お金」は物質というより概念的なものと捉えていたので、しっくりきました。とても勉強にあなりました!ありがとうございました!!

・ハイパーインフレにならないという考え方は知っていたのですが、なぜならないかという考え方をインフレギャップの観点から学ぶことができ、大変勉強になりました!

・今まで自分が真実であると思っていた、お金の「当たり前」が全てひっくり返りました。

※たくさんの中のほんの一部になりますが、いただいた感想を掲載させていただきました。本当にありがとうございました。

《古賀Facebookより》

【AT-1番外編 報告】
昨日はAT-1始まって以来初の試み、1カ月に2回の開催!
番外編として、通常シリーズとは別にセミナーを開きました(^^)

経済評論家の三橋貴明先生をお招きし「MMT(現代貨幣理論)が明らかにした徴税と政府支出の真実」と題して、今話題のMMTについて日本の第一人者から詳しく解説いただきました。
個人個人で程度の差こそあれ、私も含む全ての参加者が「分かったような分からないような、、、」という感想を持った異質なセミナーだったかと思います(笑)

このMMT(的な考え方も含む)の大枠を理解するのに、私は約2年もの時を有しました(^_^; 三橋さんの理論構成も日々進化してますし、これから学ばれる皆さんにはそこまでの時間は必要ないかと思いますが、やはりすぐに完璧に理解できないのがMMTの特徴。
理由は明確です。この理論が難しいのではなく、我々の中にある既存の固定概念を崩すことが極めて困難だから。
"お金"に対する我々の前提条件が根本から誤っているからこそ、それを修正するのに多大なる時間と労力がかかってしまうのです。
三橋さんが常々「MMTには天動説が地動説に変わるほどのインパクトがある」とおっしゃっているのも深く頷けます。

肝心の講演の内容ですが、何よりも大切なのは"お金"そのものの概念。
元来お金とは人と人との関係性に基づいて発生しており、"モノ"ではなく"債権と債務の記録(データ)"である。
ここがMMTの肝です。

以下、MMTのポイントを三橋さんの資料から抜粋します。
1.政府の財政赤字は、政府以外の経済主体にとっての黒字
2.国債発行残高は、政府が支出し徴税で回収しなかった貨幣の履歴(歴史的な記録)
3.経済の制約は、財政ではなくインフレ率(リソース、供給能力)
4.徴税は国民の支出能力を奪い取る装置。消費税増税は消費抑制政策
5.経済がバランスしていれば、財政は赤字でも黒字でも均衡でも良い
6.日本は、金融政策で国民の債務を増やすのではなく、財政政策で国民の所得と自信を増やせ!

また、世の中で"借金"あるいは"負債"と呼ばれているモノに関しても、現実世界には3つの種類があることを知ることもとても大切です。
1.家計の負債:個々人が稼ぐ所得から返済しなければならないただの借金
2.企業の負債:投資のための原資。資本主義経済では、企業の負債が増え続けるのが普通。
3.政府の負債:貨幣
この1と3を意図的に混同させているのがいわゆる"財政破綻論"です。
それに関連して、以下の悪意のある用語も表現を変更するべき!
財政赤字 ⇒ 民間(国民)黒字
国の借金 ⇒ 政府貨幣発行残高
プロパガンダって怖いですね、、、

他にもたくさんの学びやポイントはあるのですが、今回はこの辺にしておきます。
昨日は台風の混乱の中、そして突然の猛暑の中にお集まりいただいた皆様、そして貴重なお話を分かりやすく伝えてくださった三橋先生、本当にありがとうございました。

今回あえて急遽"番外編"を設定したのは、私がどうしても皆さんにMMTについて少しでも早く知っていただきたかったからなのですが、告知期間やもろもろの運営側の力不足により、せっかくの三橋さんのめちゃくちゃ為になるお話の割には参加者が思ったほど集まらず、とてももったいないことをしてしまいました。
この反省を活かしつつ、また近いうちに三橋さんにお話をしていただこうと考えておりますので、その際には今回参加された方も残念ながら参加が叶わなかった方も、ぜひともご参加いただければと思います!