終了致しました。
たくさんのご参加ありがとうございました。

講話Ⅰ:「坂の上の雲」とは何だったのか―明治日本の苦悩

2019年1月15日(火) 14:30~
【第44回】講師:上島 嘉郎 先生

ANNOUNCEMENT

古賀Facebookより

【第44回AT-1告知】
エンジェル寺子屋一番館(AT-1)、第44回の募集を開始します!
開催日は平成31年1月15日(火)で、講師には雑誌『正論』元編集長の上島嘉郎先生にお越しいただきます!
上島さんの講演を初めて拝聴したのは半年ほど前なのですが、その豊富な知識量はもちろん、とても柔らかい語り口で「我々日本人とは?」を語って下さるお姿に自然と涙が溢れ、すぐにAT-1講師のお願いをしたのでした(笑)

平成31年は4月までの4カ月だけですが、その内の3カ月を"歴史勉強会"として上島さんに連続でお話しいただく予定です。
全体テーマは『遠くの声を探してー我が父祖たちの物語』ということで、今の日本人に決定的に欠けている、そして絶対的に必要な「幕末〜戦後までの"真の近現代史"」です。
初回の1月は『「坂の上の雲」とはなんだったのかー明治日本の苦悩』と題して、幕末〜明治維新期の日本を、教科書には書かれていない"真の視点"でお話しいただきます。

今回の1/15という日付にも実はこだわりがあり、平成最後の"旧成人の日"です。
AT-1にお越しいただいているほとんどの方は、過去のこの日にそれぞれの地元で成人式を経験されているかと思います。もちろん私もその中の一人です。
今回、その記念すべき"平成最後の成人の日"に日本のことをより良く知り、改めて日本の"真の成人"としてこれから共に日本を良くして行ければと思っております(*^^*)
終了後には新年会をやりますので、成人式気取りで楽しく盛り上がりましょう(笑)

SEMINAR REPORT

セミナー議事録

《管理人の独り言》

昨日は雑誌「正論」の元編集長、上島先生による連続講話の第一講でした。
平成31年は4ヶ月しかないということで、そのうちの三ヶ月間は上島先生による日本の歴史勉強会となりました。
(日頃から“日本を良くしていきたい!!”と言っている古賀の強いこだわりから実現しました)

講話の冒頭
「我々は戦前の日本をあまり知らない。少なくとも自分たちの曽祖父や祖父が生きた時代という風には受け止めていない。戦勝国のつくった歴史(秩序や言語空間)の中で、まるで第三者の歴史を見るかのごとく戦前の日本を理解しているように思えます。」と上島先生がおっしゃっていました。
まさに、、、これは自分のことだとハッとしました。
そして、上島先生の連続講話の中で自分の歴史観をどのように変えられるかが今後の課題となりました。

自分たちに都合が良ければ、歴史の事実はどうでもよいとする国がある一方で日本人(我々の先祖)は歴史の事実を大切にしていた。歴史に誇りを持っていた。

“願望や今日の価値観で過去を見てはいけない”
“事実を今日の価値観(ものさし)で評価してはいけない”

戦勝国がつくった歴史ではなく、我々の先祖が国を守るために戦ってくれた歴史(事実)を正しく学ぶことが、今の私にできることであり、日本人として大切なことだと改めて感じました。
そして一人ひとりの意識の変化が、戦後失った日本人としての誇りを取り戻すことに繋がっていくのだということを学ばせていただきました。
今回学んだことを、しっかりと復習して来月の第二講を拝聴します。

☆2019年は「平成」から新元号に変わる年です☆
そして2015年4月にスタートしたAT-1は今年で5年目に突入いたします^^
今年は上島先生や矢作先生といった連続モノが続きますが、連続参加いただけなくても、楽しく学んでいただけるように企画してまいります。
引き続き、ご参加、応援の程よろしくお願いいたします!!

《管理人Memo》

・現代の日本人は「戦前の日本」をあまりよく知らない。
少なくとも自分たちの曽祖父、曾祖母が生きた時代であったという風には受け止めていない。まるで第三者の歴史を見るかのように戦前の日本を理解している。

・戦後日本人は「戦勝国がつくった秩序、言語空間の中で過ごしてきた」ということを大前提に物事を考えていかなければ、判断を誤る。

・GHQによってあらゆるメディアは検閲され、戦前の書籍が国民の前から消えた(焚書)。
ねらいは「戦前の日本人」が戦後に伝わらないように、繋がらないように連続性を断ち切ることである。そこで言葉や(言葉に伴う)思考を断絶させることが検閲・焚書のねらいであった。「事後検閲」に対応するために「自己検閲」を始め、使える言葉・使えない言葉と分別した。
やがて、自己検閲しているうちに、無意識の中で思考を制限するようになった(「自主規制」)。使える言葉・使えない言葉は「元々、己の判断ではなく戦勝国に押し付けられたものであった」ということすら、今日我々が意識することはない。

・戦後の教科書、歴史書、参考書には「戦前の日本は開国と同時にアジアへの侵略の野望を逞しくし、着々と朝鮮半島、大陸、満州に進出していった」というような流れで書かれているが、そんな単純な話ではない。
我々の先祖が「白人以外は人間ではない(家畜同然)」という時代に、白人の侵略を防ぎ、命を懸けて国を守ってくれたことは罪なのか。その当時、止むを得ない事情があった前提を無視して、今日の価値観や法で善悪を評価してはいけない。

《セミナー・懇親会風景》





《参加者みなさまのご感想》

・終始深く聞き入りました。現在まで“常におかしい”と感じていたことがスッと腑に落ちました。正しい歴史を学んでいきたいと強く思いました。

・現在の日・中・韓の理解できないことを考えるヒントを得ることが出来ました。

・日本史の見方が変わると世界史見方、考え方も変わるなと思いました。本当に勉強になりました。

・近現代史のとらえ方がほとんど(自分と)一致しており、感動致しました。

・日本人の誇りを再認識できました。真実は真に教科書に載っていないことばかりですね。

・「現在の価値観で歴史を判断してはいけない」この言葉に強く共感いたしました。日本を守った父祖たちの想いを受け継いで生きていきたいと思います。

※たくさんの中のほんの一部になりますが、いただいた感想を掲載させていただきました。本当にありがとうございました。

《古賀Facebookより》

【第44回AT-1報告】
昨日は平成31年一発目のAT-1でした。
講師は雑誌『正論』元編集長の上島嘉郎先生。
3回連続モノ初回の昨日は
『「坂の上の雲」とはなんだったのかー明治日本の苦悩』
と題して、幕末〜明治維新そして昭和初期までの日本を、実に多様な観点からお話しいただきました。
上島先生は本当に知識が豊富でいらっしゃるので、歴史のお話もものすごく腑に落ちます(*^^*)

今の日本を語るにあたっては、戦国時代あたりまで遡る必要がある。
あの時の群雄割拠の状態が日本国内の軍事的そして政治的発展を大きく後押しした結果、当時世界中を荒らし回って植民地を急拡大していたスペインとポルトガルの影響を排除することができた。
その後の信長や秀吉の時代のバテレン追放令、朝鮮出兵、それから徳川の鎖国。
これらを学校では「独裁者がよそ者を排他的に追い出した」かのような教わり方をしますが、実際の所、時の為政者達は当時の国際情勢を的確に把握しており、帝国主義剥き出しの欧州各国から日本を守るための施策であったこと等を教わりました。

その後、江戸時代を経て激動の幕末〜明治〜大正〜昭和初期とお話をいただいたのですが、とにかく上島さんが強調されていたのが
『今日の価値観と当時の価値観を混同してはならない』ということ。
とかく現代日本人は、歴史を見る際に"今日の価値観"で判断しがち。大河ドラマ然り。
これはテレビやマスコミの印象操作によるものなのである意味しょうがないんですけど、やはり当時には当時なりの"国際ルール"があるし"我々の置かれた立場"があり、今の我々の価値観では到底計り知れない"前提"がある。

例えば、第一次世界大戦以前は白人は有色人種のことを人間とは見なしておらず、ほぼ家畜同然と見ていた。
そんな中で我らが父祖がどれだけの苦悩や絶望、そして実際の敵と戦い、どれだけ多くの血や涙を流して今の日本を遺してくださったのか。
上島さんのお話を聴いていると、自然とわが国日本、そして父祖達への感謝がわき上がってきました。

こういう話になると、すぐに「アメリカが悪い」「Chinaが悪い」とかいう話になりがちですが、そうではなく
・日本人と他国の人々は根本的な考え方が"違う"ということ。(善悪ではありません)
・我々日本人が、わが国日本のことを誇りを持って愛することができるようになること。
一人でも多くの方にこういったことを伝え広めて行くことも、私そしてAT-1の使命だと思っています。

ご自身の貴重な知識を惜しみなく披露して素敵なお話をしてくださった上島さん、
そして年始のお忙しい時期にお集まりいただいた皆様、昨日は本当にありがとうございました!
来月再来月は26日に開催します。
単発で聴いてもきちんとご理解いただける内容となっておりますので、次回以降も一人でも多くの方のご参加をお待ちしております!!