終了致しました。
たくさんのご参加ありがとうございました。

内省と対話ですすめる組織開発

2016年6月8日 (水) 14:30~
【第15回】講師:八木 陽一郎 先生

ANNOUNCEMENT

古賀Facebookより

【第15回AT-1告知】
次回は6月8日(水)で、講師には八木陽一郎先生にお越しいただきます。
6月、7月のAT-1は「プロフェッサーシリーズ」です!
バリバリ現役の経営者であり、その一方で大学教授という顔も持ち、そしてまさかの同い年というスーパーなお二人にご登壇いただきます。
まず6月は八木ちゃんこと八木陽一郎先生。
「リーダーシップと組織開発」を専門に香川大学等で教鞭を取られていたのですが、訳あって3年前に実家の警備会社の経営を継承。
非常に厳しい状況にあった会社を、わずか2年で見事に再建されました!
自らの専門性を机上の空論に終わらせず、現場での実践を通して持論の正当性を実証されている、類い希なるプロフェッサーです。
このような実績やその素敵なお人柄から、八木ちゃんは各方面から講演依頼が引きも切らない超人気講師でいらっしゃるのですが、基本的に講演依頼は全てお断りしているそうです。
今回、7月の富田さんとの「プロフェッサーシリーズ」という特殊な企画であり、ユニティさんの自社ビル内に新設されたコミュニティスペースのお披露目も兼ねるという条件で、特別に承諾をいただきました(^-^)
スペースの問題、そしてコンテンツの関係から今回も少し少なめの定員となっておりますが、ご都合の合う方はぜひご参加ください(^o^)

SEMINAR REPORT

セミナー議事録

《管理人の独り言》

昨日はユニティガードシステム様のコミュニティスペースをお借りしてこれまでとは違った雰囲気のAT-1でしたが、その変化を皆様が楽しんで参加してくださったおかげで大盛況に終えることができました。毎回、本当にありがとうございます!

スクール形式ではなく、サークル形式での講義はとても新鮮で、想像していたよりも、皆様積極的に参加していただけたような印象でした。
八木先生がおっしゃっていた"仲間(や先生)と語り合うという経験が学びになった"ということが、昨日のAT-1でも起こっていたように感じました。

お話にありました内省と反省の違いも納得でした。
自分自身に起きていることをしっかりと受け入れられるようになると、相手の言動や考え方を否定することをしなくなり、周りとの関係の質を耕すことにも繋がるということを学ばせていただきました。「こう在りたい」というポジティブが、現状をネガティブに捉えることにならないようにしたいと強く感じました。

《管理人MEMO》

“対話”を大事にする
一方的な講義よりも、先生あるいは仲間と”語り合う”という経験が学びになり、心に残った。

■サークル(輪)形式
対等に、ヒエラルキーをあまり感じさせない。座席、発言のタイミングなどを決めずに自分で選ぶことで主体性が高まる。

■チェックイン(一言ずつ気持ちをシェアする)
お互いがどんな気持ち、どんな背景を持ってこの場にいるのかを知ると関係の質が高まる。

■成功の循環モデル
成果・成功の要因→「行動」→「思考」⇒「関係の質」
家族や友人、同僚など周囲との関係性が「行動(パフォーマンス)」に影響している。

■人を大切にした経営
・指示命令をするだけの管理型経営をしない。
・社員の仕事に対する誇りを発掘するために現場の社員と対話する。(これまでの感謝の事例などを共有する)

■内省
・反省とは違う。反省は何が良いかという予め分かっている前提があるもの。
・良い悪いのジャッジをしない。
・何かに囚われずただ、客観的に(自他を)見る。
・判断を保留し、すぐに結論づけない。余白を持つ。判断を下しながらも探求しつづける。
・受容力を身につける。ポジティブになったつもりがネガティブな現状を否定するポジティブでは二元論的である。両極を受容できるようになると大きく振れなくなる。

《セミナー・懇親会風景》






《参加者みなさまのご感想》

・自分も指示命令型のリーダーシップになりがち、且つその原因に承認欲求があると思っていたところでしたので、とても興味深くお話を聞かせていただきました。

・席をサークルの形にすることで、意見が活発に出たことを通しこういった会議の形式の良さを感じました。

・”自分自身を見るもう一人の自分を持つ”意識していてもなかなか出来ないので改めて心がけていこうと思います。

・会社、組織のリーダーシップに内省は必須の技術知識だと思いました。

・組織運営の中で大事なものについて、今一度考えるきっかけになりました。

・話すセッティングの提供の仕方を学びました。

※たくさんの中のほんの一部になりますが、いただいた感想を掲載させていただきました。本当にありがとうございました。

《古賀Facebookより》

【第15回御礼】
昨日は第15回のAT-1でした。
講師の八木先生のスタイルで、写真の通り初のサークル形式での開催(^-^)
「中心からの距離を同じにできるので、ヒエラルキーが出ないことが大きなメリットの一つなんです」とおっしゃってましたが、本当にその通りで、お互いの距離感が縮まって対話が深まりました。逆に「普段は机に守られているのを感じた」という感想も出て、こちらもなるほどその通りでした(≧∇≦)

昨日もたくさんの気付きをいただいたのですが、個人的には「成功の循環モデル」のお話が興味深かったです。人間の成果や成功を決定付ける要因は、行動や努力ではなく、考え方やメンタリティでもなく、他者との関係性、すなわち関係の質にある。
自分に当てはめてみても、この説にはすごく納得でした。
今後、この「関係の質」と言う部分にまで想いを巡らせながら日々精進して行きたいです!

あとはテーマの「内省」について。
内省と反省は違う。正解が分かっている前提で行うのが反省であり、内省とは結論のない自分への問いかけである。
・ジャッジをしない(判断を保留する)
・自分を客観視し、自分の(心の)状態に気付く
・自分自身の感情に振り回されない
といったようなことが内省の要素であり、内省とは「する」ものではなく、「在り方」なのだと教わりました。
内省の結果として自身のコンプレックスが少なくなるそうなのですが「判断や結論を保留して、ただ見る」ということは、簡単そうでなかなか難しいですね(>_<)
「自分の潜在意識の深い井戸から何を汲み上げるかが重要だ」とおっしゃってましたが、これは至極の明言ですね(≧∇≦)

もう一つ。
「ポジティブであることは重要だが、ネガティブを否定することで成り立つポジティブでは意味がない」
この言葉も深く響きました。

八木先生、貴重な場とお話を本当にありがとうございました!
ご参加いただいた皆様、お忙しい中に誠にありがとうございました!!
また来月以降もどうぞよろしくお願いいたします。